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悪性のめまいは脳の病気かも・危険な目眩の見分け方と予防法

日本に240万人にも「めまい」の症状を訴えている

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めまいを訴える人の数は、厚生省の国民生活基礎調査によると、約240万人

2010年厚生労働省が行った調査によると、40代女性の3人に1人はめまいの自覚症状があるという結果に

目眩は、自覚症状の割に問題視されにくい

体のバランスを保つ系(前庭系といいます)に何らかの原因で異常がおこり、バランスがくずれるとめまいがおきる

めまいには良性のものと悪性のものがある

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“めまい”には良性の“めまい”と悪性の“めまい”があります。“めまい”はほとんどの場合が良性といわれるもので、“めまい”自体が病気というよりも、いくつかの病気の症状として現れる

女性の場合貧血となり、一時的に“めまい”のような症状がみられることもあるが、これは起立性低血圧といって貧血が改善すると“めまい”が改善することがほとんど

多くのめまい・耳鳴りは、内耳や中耳、三半規管には異常がない場合が多い

多くのめまいは、問題ないものが多い

 

病気に繋がる危険な悪性のめまいとは?

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めまいには、耳からくるものと脳からくるものがある

「危険なめまい」には、脳卒中、脳腫瘍のように重大な脳の病気が原因で発症するものも存在する

めまいの原因は耳の病気と脳の病気からくるものがありますが、全体の7割は耳からくるもの

めまいの症状は、グルグル目が回る『回転性めまい』、フワフワふらつく『浮動性めまい』、クラッとする『立ちくらみのようなめまい』の3つに大きく分けられる

回転性のめまいの多くは、耳の異常が原因で起こる

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回転性めまいの多くは、耳の異常が原因で起こります。放っておくと、難聴になる恐れもある

突然発症し吐き気や嘔吐、耳が聴こえづらくなるなどの症状を伴い、放っておくと難聴になる可能性もある

ジャニーズの今井翼がかかったメニエール病も回転性めまいの一種


メニエール病は回転性のめまいや、難聴、耳鳴りなどを繰り返すことが特徴

出典めまい

 

めまいに伴って、難聴・耳鳴りや耳が塞がった感じに襲われます。めまいは前触れなく訪れ反復性があり、10分から数時間続き、吐き気を伴うことが多い

雲の上を歩いているような、浮動性のめまい

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回転性のめまいが耳の障害から来るのに対し、浮動性めまいは眼や神経に原因がある

出典めまいの一種、浮動性めまいの原因

 

雲の上を歩いているような、フワフワするめまいの原因は、ストレスによる自律神経の乱れ

浮動性のめまいは、診断が難しいといわれていますが、身体のどこかが麻痺したり、意識障害などを伴うような場合もあり、軽視できない症状もある

いきなりクラっとする、立ちくらみのめまい

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自律神経が十分に機能していないと、急に立ち上がったときに血圧が下がり、脳に送られる血液の量が一時的に少なくなることでクラクラとするめまいが起きる

立ち上がるとクラッとしたり、目の前が暗くなったりするめまいは、血圧の変動に関係する全身性の病気が原因として考えられる

めまいを予防するためにはどうすれば良いのか?


めまい予防には、十分な睡眠が必要不可欠です。また、できるだけ同じ時間に就寝・起床するよう心がけ、生活リズムを整える

時間の運転や家族旅行、美容院や歯科受診などのくびの背り返らせ動作、強すぎるマッサージ、くびを背り返らせる水泳の平泳ぎもさける

肩を動かしたり首を動かしたりと全身運動を意識して行うことで軽減されるので、肩や首を軽くマッサージするなどして、血行を改善することにより、肩こりや首こりを伴うめまいも改善される

めまいは普段の食生活から予防できる

レバー、牛豚鶏肉、赤身の魚などの肉類や、高野豆腐、ドライプルーンなど鉄分を含む食材や鉄サプリメントを多く摂取するように

ストレスに対抗する為のビタミンB群や、脳の疲れをとりリラックスさせる効果がある硫化アリルなどを多く含むにんにくやネギなどの食べ物を摂取するように

メニエール病予防のため、塩分や水分を摂りすぎず偏食を避けるようにする。